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自己流健康法

大学6年の冬、風邪を引かないようにと母が私に毎晩ニンニクのホイル焼きを食べさせてくれた。お蔭かどうかは不明だがその年は風邪を引かずに過ごした。以来、体調を崩しそうになるとニンニクに頼って生きてきた。働き始めて今日まで体調不良で仕事を休んだ事は無い。だからと言って鉞担いだ金太郎の様に生まれながらの健康優良児と言う訳でも無い。食事、睡眠、運動、何れも可成り厳格に管理している方であると思う。そしてその上でダメ押しのニンニクである。科学的根拠はよく分からない。しかし信じる気持ちこそが大切なのだと思う。ニンニクは平安時代には滋養強壮の食べ物として書物にも記されている。煩悩を増長するとの事で僧侶は食を禁じられているとの事。お蔭で私は煩悩に苛まれる人間なのだろうか。しかし、私の家には私以上に煩悩の塊の様な方が居られる。うちのインコだ。インコは生まれてこのかたニンニクなど食べた事が無い。結局煩悩とニンニクは関係無いのであろう。とついつい何でも自分に都合よく解釈してしまう。まったく、もう。

インコとニンニクを心の支えとしてこれからも頑張って行きたい。

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